人生の逆流に挑戦するおっさんたち!「逆流大叔(Men On The Dragon)」

最近、香港でも昔の名作やちょい前のヒット作を不定期だが映画館で上映するようになった。しかし直前にならないと上映場所と時間が分からない。これも前日に気が付いて大慌てではるばる屯門まで出かけた。でも案の定道に迷って最初の10分間を見過ごしてしまった。

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爽やかなおっさんず。

ネット回線の工事を担当する阿龍とその仲間は、リストラを回避するため会社が設立したドラゴンボードチームに参加することになる。最初はいやいや練習していたが、しだいにハマっていく。しかし会社が投資に失敗し、ドラゴンボードチームは突如解散に。それに納得いかない仲間たちはストを起こして試合に挑む。

4人のおっさんずはそれぞれ問題をかかえており、ドラゴンボードの練習を通じて解決策を見出していく。

特に呉鎮宇(ン・ジャンユー)のパートがメインになっていて、隣に住む母娘にかいがいしく尽している。試合の後にドラゴンボードでそのままみんなで沙田婚姻登記所に向かうシーンに感動する。

役者たちも実際にドラゴンボードを漕がなくてはいけないので、みんな鍛えていい体をしている。しかし呉鎮宇は最後まで脱がない。盛り上がった上腕筋は素敵なのに。

香港ネタとして「英雄本色(男たちの挽歌)」「劉徳華アンディ・ラウ)のコンサートチケット」「香港精神(香港スピリット)」をうまく織り交ぜてローカル感を出している。

分かりやすいスポ根ドラマで、日本でもウケそう。新宿武蔵野館あたりで是非上映して欲しい。