大阪アジアン映画祭で「Sad Beauty」を観る

女優とその親友との友情物語。

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仲の良い2人が誤ってDV男を殺してしまう。死体の処理に困った2人がおじさんの家を訪ねて相談にのってもらう。その解決策としてワニに食べさせるというのもすごい話だ。

その帰り2人は大げんかをして別れるが、1年後ガンが末期まで進行した友人を再び訪ねてようやく仲直りする。

基本となるのは仲の良かった友人を亡くした悲しみなのだが、そこから何故殺人死体遺棄事件にまで発展させたのかが少し謎。監督はタイの有名女優ボンコット・ベンジャロンクン。多分友情だけだと話として弱いと思ったのだろうか。でもワニに食べられるシーンはかなりグロで、そっちに話の重点が持っていかれてしまう。

そういった構成としてアンバランスなところはあるが、クラブで踊るシーンやクスリでラリるシーンはかなり上手に撮ってある。

タイの今を知ることが出来る映画の1つ。