大阪アジアン映画祭でインドネシア映画「アルナとその好物」を観る

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ポスター通りのインドネシア各地の美味しい料理と恋の行方を追う楽しい映画だ。

アルナはかつての同僚で片思いの相手と鳥インフルエンザの現地調査に行くことになるが、そこに奥手のシェフと、不倫ばかりしてしまう美食研究家が参加することに。4人で各地を廻っていくが、調査は意外な結果に辿り着く。

料理は高級なものではなく、庶民が日常口にするものばかりでどれもおいしそう。

4人のファッションも街の風景も都会的で垢抜けていて、無理した背伸び感も無い。アジアの映画はどんどんおしゃれになっている。唯一可笑しかったのは船上パーティのシーン。ビデオで流れるダンスと音楽はかなりシュールだ。

 話は4人の恋がうまくいくかどうかに重点がおかれているが、結局たいした盛り上がりも無くすんなりまとまった。あれ?同僚は結局年上の上司とは不倫していなかったの?照れ隠しの嘘だったの?とその点はちょっとスッキリしなかった。

 観終わった後はナシゴレンが食べたくなる映画。

 

追記:「ABCテレビ大賞」を受賞したので、2020年1月10日25時59分からテレビで放送される(関西地区のみ)。真夜中だが、地上波でインドネシア映画が放送されることなどなかなかないよ。