眠らない街香港で夜を過ごす

飛行機は夜9時半に無事に香港に到着した。香港では24時間以内の乗り継ぎの場合、荷物は預けっぱなしでOKだときいたので、手ぶらでそのまま空港を出る。

エアポートバスに乗り旺角(モンコク)に行く。目当ては真夜中上映の映画だ。見たい映画はいろいろあったが、「八個女人一台戯」は上映が1月に延び、「幸福城市」「翠絲(トレイシー)」はやはり上映回数が少ない。「無双」「人面魚:紅衣小女孩外伝」は既に終了していた。そうなると残るのは「比悲傷更悲傷的故事」と「葉問外伝:張天志」になる。そしてどちらも12時半からと2時半から上映していた。

まずは「比悲傷更悲傷的故事」。12:30上映。

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この時はまだ眠くないので全部鑑賞できた。劉以豪は前から笑顔が好きだったが、今回はその笑顔も少なめ。

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こんなシリアスな表情もなかなかいい。出演作が途切れない張書豪は、ここでもお人好しな歯医者を好演している。

韓国版は見ていないがおそらく内容はほぼ同じ。やっぱり「何だかなあ」というお話だったが思ったより悪くはなかった。

次は「葉問外伝:張天志(イップマン外伝 マスターZ)」。2:35上映。

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「葉問3」で葉問に負けた張天志が一旦武術を断念するが、汚職警察と結託したヤクザに絡まれ、その悪人たちと戦っていくお話。外伝と聞くと何だか胡散臭いが、ドニーさんがプロデューサー、袁和平 (ユエンウーピン)が監督なのでちゃんとした映画である。でもさすがに眠くなってところどころ記憶がないw。

映画館を出たのが4時過ぎ。その後朝まで営業しているマッサージ屋さんを見つけたので20分だけ肩を揉んでもらう。油麻地(ヤウマテイ)の1本裏道に入ったところに何軒もあった。

お腹もすいたので24時間営業の茶餐廳でモーニングセットを食べる。お店の中は大賑わい。香港式ミルクティーが体に沁みる。

せっかくなので夜明けの香港を見ようとビクトリア湾を望める場所に移動する。ここでもジョギングする人、仕事に行く人、釣りをする人など様々いた。

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本格的に写真を撮る人も。天気はあいにく小雨だった。

そのままスターフェリーに乗り島に移動。大館(タイクン)は入場が11時からなので断念。とりあえず外見だけ見学。その後近くの香取慎吾のアート作品を見て、文武廟にお参り。そろそろ10時なのでまたスターフェリーで半島に戻り、オーシャンセンター内の日系パン屋さんで昼用のパンを買う。

佐敦(ジョーダン)まで歩きながらエアポートバスのバス停を探す。

空港に着いて最後のお土産を買い、飛行機に乗り込む。「これでやっと眠れる!」と思ったら、個別にスクリーンがついていたので、ついつい「カメラを止めるな!」を見てしまった。いかにも元ネタが舞台っぽい映画だった。

 

限られた時間の中で観光した割には充実した内容だった。真夜中の映画上映は金土のみ。このサイトはかなり見やすくて便利。

wmoov.com

3月の香港国際映画祭でまた来たいなあ。

 

追記:「葉問外伝:張天志」が2019年3月9日から日本公開決定。早っ!ポスターもカンフーアクション好きに訴えるデザインでなかなかいい。

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他の香港映画もこれぐらい早く上映して欲しい。

 

追記2:「比悲傷更悲傷的故事」も「悲しみより、もっと悲しい物語」の邦題で2020年4月3日から新宿武蔵野館さん他全国で公開決定。