「カイジ」が豪華にリメイクされて中国映画に「動物世界」

監督の韓延が「カイジ」の大ファンで原作者の福本伸行に一度は断られるも、何度も自分の脚本を送ってやっと許可が下りたらしい。日本ではNetflixで見られるので、それで見た人がちらほら。

f:id:mingmei2046:20181009144746j:plain

原作漫画と日本版映画はまだ見ていない。単純なジャンケンゲームかと思いきや、複雑な計算が絡んだ心理戦で、2度見してやっと流れが理解できた。こういう場合、ネットは便利だ。

美術は豪華。約160メートル×約40メートル×高さ約50メートルの船内のセットは圧巻。ちょっとした校庭の大きさだ。そこで350人が4ヶ月かけてセットを作った。

f:id:mingmei2046:20181009145332j:plain

人間がなんて小さいwww

f:id:mingmei2046:20181009145301j:plain

天井は全部CGかと思ったが、中央のガラス部分がちゃんとセットとして作ってある。

詳しくはここに。

《动物世界》特辑揭制景历程 李易峰赞游轮细节考究_娱乐头条_大众网

カイジ役は李易峰。前作の映画「心理罪」の演技はイマイチだったが、今回はうまくハマっている。黒目の小ささがかえって睨みつける時に凄みが出ていい。

そしてマイケル・ダグラスも存在感たっぷりだ。これも韓延がキャラのプロフィールをこと細かく書いて送って口説き落としたそうだ。

監督のオリジナル部分はピエロのヒーローが活躍する部分だろう。「ピエロがヒーローってw」と最初は違和感だったが、世の中には蝙蝠やら蜘蛛、蟻のヒーローもいるんだからアリなんだろう。でもこのピエロがマクドナルドのドナルドみたいで十分怖い。

そのピエロが空想の中で悪役をバタバタやっつける部分は、韓延の前作「滚蛋吧!腫瘤君(Go Away Mr.Tumor)」と共通したものがある。いかにもゲーム好きの監督らしい。

既に第3部までの版権を買い取っているので、映画も第3部まであり、第2部はもう準備を始めている。この映画の最後も実はカイジの父親もこのギャンブルゲームに関係していることを匂わして終わっていた。

最終的に5億元の興行成績を残している。第1週間で2.4億元、第2週間で4.4億元だ。この数字を見ると最初の2週間で観たい人は全員観に行った感じだ。大陸の映画館数は年々増えていても、作品の公開時間はとても短い。新しい映画館は殆どシネコンなんだから、ずらして公開とかしてもいいと思うが。

この映画はセットに奥行きがあるので、スマホの小さい画面だとちょっともったいない。