ドニーイェン&アンディラウ主演映画「追龍」を観る

大陸の映画館で観たので北京語だった。でも潮州出身の伍世豪たちが話す潮州語はそのまんま。

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60年代の香港に実在した2人の友情物語。伍世豪は麻薬王、雷洛はアンディさんが以前も演じているが、賄賂で5億稼いだとも言われている警察官だ。

といってもアンディが「5億深長雷洛傳1&2(リー・ロック伝)」で主演をしたのは1991年。何度も観たけどもうかなり記憶が薄れている。伍世豪いたかなあ?

設定が60年代の香港なので、服装やセットがノスタルジーいっぱい。みんなが大好きな九龍城もたくさん登場する。

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ドニーさんといえば切れのいいアクションだが、今回はヤクザ同士のケンカなのでわざとぐちゃぐちゃwそれでも足蹴りはピカイチだ。

2009年の香港映画「金銭帝国」も同じ時代の警察の汚職を扱っているが、この時代香港人はどんなにがんばってもイギリス人より出世出来なかった。香港人汚職で集めたお金もピンハネされてイギリス人の懐に入る仕組みになっている。でもこの辺り返還前の香港映画ではあまり語られていないので、「大陸が意図的にやたらイギリス人を悪者にしている」感もある。

それにつけてもアンディさんの働きっぷりには舌を巻く。今年公開の主演映画がこれで3本目ですよ。一生現役スター☆なんだろうなあ。

 

追記:日本では2020年6月26日から一般公開予定。

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優酷(YOUKU)では北京語版か広東語版か選択出来るが、字幕は簡体字のみ。