こんな家に住みたい香港映画「幸運是我」(2016)

香港が日本を抜いて長寿世界一になったのも記憶に新しいが、それぐらい香港も高齢化社会になっている。老人をテーマにした映画も、「女人、四十。(1995)」「桃姐(タオさんの幸せ(2011)」「一念無明(2017)」など名作が多い。

この作品も去年公開され、とても評判が良かった。これを有料サイト「愛奇藝」で視聴。

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 母親を病気で失った旭仔は、今は香港で再婚している父親を探しに広州から香港に向かった。しかし心がすさんでいるので仕事も住む場所も失ってしまう。半ば強引に、街で出会った芳おばさんの家に押しかけ下宿することに。最初は自分勝手な行動ばかりとるが、次第に新しい生活にも慣れ、家族のいない芳おばさんの面倒を見るようになる。

この芳おばさんのおうちがかなり好きだ。

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玄関から入ったところ。タイル使いとリビング入口のアールがかった壁がにくい。

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キッチン入口。壁にかかった鏡が演出に広がりを持たせている。

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リビングからベランダ向け。レトロな壁紙や腰壁がいい味出している。

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小物もレトロで素敵。

ロケ地は上環、深水埗など。「これぞ香港」という場所ばかり。

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認知症の症状が出始めた芳おばさんが迷子になる柯士甸(オースティン)駅の近く。この辺は普通の人でも迷う場所。

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屋上。香港っぽい。

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上環の坂道。

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この場所もよくいろいろな映画に登場する。

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映画の本筋には関係ないが一番のお気に入りショット。

音楽は波多野裕介。金像奨を受賞したこともある香港在住の日本人だ。エンディングテーマも本人が熱唱している。

サブキャラもそれぞれしっかりしている。一緒に働くちょっとお調子者の阿甘とお堅い所長の恋の行方とか、若い女性ホームレスの悲しい結末とか。

その後旭仔は最期まで芳おばさんの面倒を看ることを決心する。一種の疑似家族だが、今後こういった血の繋がらない家族は日本でも増えていくと思う。というか何故そこまで血の繋がりにこだわるのか不思議。肉親だって裏切るし、疎遠になることもあるだろうに。