寧夏中衛 通湖草原と砂漠

実は寧夏には多くのオープンロケ地がある。そのうちの一つである通湖草原は銀川から車で約3時間の場所にある。

「刺陵(トレジャー・オブ・エンペラー 砂漠の秘宝)2009年」とか。

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「新龍門客棧(ドラゴン・イン/新龍門客棧)1992年」とか。

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草原はほんのちょっとで、ほとんどが砂漠だった。今でも新龍門客棧の建物が残っていたのに驚く。これは特に保存されているわけではなく、撮影終了後に撤収しなかったのが今でも残っているだけだ。なので建物の中は普通にボロボロ。

「刺陵」で使用された建物は今は休憩所みたいになっていて、宿泊も出来る。しかしシャワーは無し、トイレも公共トイレだ。

以前「無極(PROMISE 無極)2005年」が環境を破壊したとして処罰されたことがあった。

映画プロミス撮影チームを環境破壊で処罰 中国環境保護機関 | 中国通信社

撮影終了後にセットを撤収しないのが大陸では普通。撮影中でもゴミを散らかしたり禁煙地域なのにタバコを吸ったりなんていうのも当たり前だ。

私が一番ありえないと思ったのは、セットとして置かれている美術道具の中にもゴミや吸殻を捨てられることだ。鉢植えや水がめが灰皿やゴミ箱替わりなのだ。何度注意しても「は?何でダメなの?」て逆に聞かれた。この辺の意識が変わるにはあと何万年かかるだろう?