吳慷仁主演台湾客家語ドラマ「出境事務所(2015)」

大陸でのドラマ放送枠が減ってしまい、そのため台湾ドラマがTVからほぼ姿を消してしまった。なのでナイスな台湾ドラマを見たい人はますますネットに流れる。

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台湾ドラマ「麻酔風暴」で好演していた吳慷仁の全20話台湾ドラマを見てみた。

 

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台湾のテレビには客家語チャンネルがあり、客家語の番組を放送している。しかし私には台湾語客家語の区別がつかない。メイキングを見ていると、台湾人でも客家語で演技をするのはたいへんそうだ。だからといってセリフの全部が客家語というわけでもなく、20%くらいは中国語と台湾語だと思う。

葬儀社でのお仕事をテーマにしたドラマ。人生の最後の旅立ちを見送るのでこのタイトルになっている。しかしこれはコメディドラマなのだ。時々「ここまでコメディにしていいのか!?」とハラハラする場面もある。しかし台湾人は死者との距離がとても近いような気がする。キョンシーやホラーが大好きで、盂蘭盆には亡くなった人が帰ってくると本気で信じている。だから日本より許容範囲が広いのかなと思う。

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オープニングはほのぼのアニメで始まる。このアニメも秀逸。それぞれの特徴をよく掴んでいる。でも実はみんなで墓場でキャンプしているのだ。主題歌もさわやかだが、よくよく歌詞を見ると「死の別れ」を歌っている。

台湾でのお葬式の風習も興味深い。葬儀場は仏教道教キリスト教、無宗教、何にでも対応してくれる。故人が自作した最後のメッセージ映像を流すことも出来る。これにはちょっとウルっときた。

登場するキャラがどれも個性的で大好きだ。そして吳慷仁がもうかっこいい。「麻酔風暴」と同時期にこのドラマを撮影したらしいがまったくの別人だ。サービスとしてフラガール姿wwwも披露してくれる。

ロケ地は高雄周辺。ゲスト出演者も台湾ドラマにはお馴染みの面々が登場して見せ場をつくっている。

20話の中にいろいろ詰め込んでかなり目まぐるしい。しかも大笑いさせた後に急に大真面目に泣かせようとするのだ。特にずるいと思ったのは、病気で半身不随になった父親の若かりし頃の娘とのエピソード。これにはもう泣き笑いするしかないでしょう。