日本でも2016年8月6日から公開された。早っ!しかし評判はあまりよろしくないようで。「中国で大ヒット!」に騙されてはいけない。
「西遊記」関連の作品は毎年のように製作されて「いやもうお腹いっぱいだから‼」なので見るつもりはなかった。しかし鞏俐(コン・リー)姐さんの評判があまりにも良くてネットで見たくなった。
白バージョン&黒バージョン。キャラ設定と衣装デザインは奚仲文。
鞏俐がオファーをOKしたのにも驚いたが、その高い演技力で更に驚かされた。実際この映画は鞏俐でもっているようなものだ。特に81歳の老婆になった時の目線だけで心情を演じきるシーンとかもう痺れまくり。コスチュームも見どころで着せ替え人形のようだ。
どうしてこんなにも多くの「西遊記」映画が製作されるのか不思議だが、中国人にとっては特別な作品らしい。多くの俳優が一生に一度は孫悟空を演じたいと思っている。でも80年代のTVドラマ「西遊記」の影響が強すぎてみんな六小齢童さんを超えるに至っていない。
この孫悟空を演じた人。サルの真似がうますぎ。そしてこの人以降の俳優はみんなこの人のモノマネにしか見えないw
この映画のテーマソングも実はこのTVドラマのテーマソングと同じだ。流石に現代的にアレンジはしているが、ピョコーンピョコーンという電子音は変えていない。
つまりそういう昔からの歴史があっての西遊記映画なので、その歴史を知らない人が見てもそりゃピンとこないだろう。逆に日本で「三蔵法師は女優が演じるのが定番」なんていうのは中国的に「けしからん!」のだ。
でも、個人的にはもうほんとにお腹いっぱい・・・。
見るか・・・。