中国式披露宴に参加

大陸に戻ってから3回披露宴に呼ばれた。1人めは田舎の広場で近所のおばちゃんが集まって料理をもてなすような伝統的な披露宴だった。次にお呼ばれしたのは、新郎がちょっとお金持ちで、その街一番の高級ホテルでの披露宴だった。

3回目の今回も地元のホテルでの披露宴だった。入口に2人の写真が飾ってあったのですぐに分かった。

どの披露宴の会場も200人以上入る大きさで、円卓が中央の舞台を挟んで左右にずら~と並ぶのが壮観だった。入り口で紅包(お祝儀。友人なので500元ぐらい)を渡して中に入る。

開始時間を過ぎても始まらないのはいつものことで、専門の司会者が登場して音楽が流れてやっと始まる。

まずは指輪の交換。その後両家の両親が登場してお礼を述べる。その後はゲームやカラオケが始まる。そして新郎新婦とその両親がそれぞれのテーブルを回って乾杯をする。

コースのご飯も食べ終わったら基本いつでも帰っていい。席には引き出物が置いてある。中身は大体お菓子の詰め合わせだ。

日本よりもカジュアルで、服も普段着でOKなので呼ばれても気が楽。会場は子供がかけずりまわるし、主役の2人は早めに舞台から消えてしまう。

友人である新郎は披露宴が始まってすぐに感極まって号泣してしまった。後で聞いた話では準備のためこの数日ほとんど寝ていなくて、披露宴の時は疲労のピークだったからというのも号泣した理由のひとつだったらしい。

というのも新婦の家族親戚は上海人で、その送り迎えを新郎家族とその友人たちが自分の車でしていたのだった。

夕方その友人宅に行ったら、小さい敷地だけど6階建ての家の中のお客様が来る場所は全部結婚の飾り付けがしてあって、これも自分たちがしたらしい。これは疲れるわ。

何はともあれ、2人の祝福をお祈りします。