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「一念無明」を香港国際映画祭で観る

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大阪アジアンでも上映してグランプリを受賞している。あらすじなどはここに。

一念無明|OAFF2017|特集企画《Special Focus on Hong Kong 2017》

躁鬱症にかかった主人公は、最初は躁状態で登場し、やたら気前が良かったりおしゃべりだ。しかし厳しい現実に突き当たるうちに鬱の症状が出始めどんどんふさぎこんでいく。

香港の雑誌「號外」で監督と脚本家のインタビューが載っていた。香港政府の補助金でこの映画を撮るにあたり、譚家明(パトリック・タム)にかなり助言してもらったらしい。撮影は16日間と短い。しかしうつ病などを調べるのにかなり時間をかけている。

途中で以前の彼女がキリスト教に入信し、自身の体験を告白するシーンが出て来る。ああいう信仰で結ばれた人達を見ているとどうしても胡散臭さを感じてしまう。それは多分つらい現実から宗教に逃げてしまったように見えるからなんだけど、時として逃げないと生きて’いけない場合があるので責めることは出来ない。

一つの部屋を区切って貸し借りするのは香港では割とある。私が大昔旺角で住んでいた部屋もそうだった。壁はもっとちゃんとしていたが同じくらいの狭さだった。

まさに八方塞がりな状態だが、それでも最後にほんの少しだが明るい光が見える。2人だったらきっと乗り越えられるんじゃないかと思う。