このポスターが一番いい。あとの大陸ポスターはひどいなあ。
「女の友情」をテーマにした映画ドラマ小説は数多くある。しかし何故どれも内容が似たり寄ったりなのだろう?
その1:主人公の2人は性格や家庭環境が正反対なのに仲が良い。
その2:必ず同じ男を好きになる。そして二股かけられて大ゲンカして別れる。
その3:お互い大人になり人生のしょっぱさを経験して仲直り。この時はもう男なんてどうでもいい。
この映画もまさにこの通りの展開で既視感いっぱいだ。しかし主人公を演じる2人の女優のおかげで見ごたえのある作品に仕上がっている。
小道具としてのブラジャーの使い方が秀逸だったw確かに女性特有で、使っている人の性格がモロ現れるモノだ。
最初、周冬雨が不良役で馬思純が優等生役と聞いて「逆じゃない?」と思ったが、観て納得。見事にハマっている。そしてちゃんと映画の中で成長しているのがすごかった。最初は高校生でいかにも子供っぽいのに、最後はしっかりアラサーだった。
これでは金馬賞もW受賞にするしかないでしょう。
大陸には女優になりたい女は星の数ほどいるが、大抵は「明星(スター)」になりたいだけなのでせっせと整形にいそしんでいる。なので若くして芸を磨いている「女優」はそれほど多くない。10~20代の若手だけ見れば日本の方が俳優の層は厚い。
今後引く手あまたになるであろう2人のこれからが気になる。
追記:2021年6月25日より、まずは東京、大阪で一般公開。