人気者鹿晗(Lu Han/ルハン)主演の夏休み映画。5日から公開ですでにチケット売上3億元に届く勢い。
原作は書けば次々と映像化される南派三叔。この作品は他にもTVドラマになっている。この映画では脚本も担当して制作にも参加している。
私も南派三叔の本を読んだことがある。ネット小説なのだが、大風呂敷広げるだけ広げてそのまま終わっていた。なので読後感は最悪だった。
これも今後映像化するらしい。オチのない話したら大阪人は怒るで。
では今回の映画のお話。
先祖代々お墓の盗掘を生業とする一家に生まれた呉邪。ある日こっそり調査していたお墓で偶然伝説の遺跡の鍵を手にしたことから始まる冒険物語。
監督は香港の李仁港(ダニエル・リー)。この監督は小道具にやたら凝る。自身で美術も担当していて、特にカラクリ系が緻密に出来ている。
たくさんの人形が一斉に動くシーンは圧巻。
この人形の表情がまた怖い。
基本鹿晗は姫扱いで相手役は井柏然。そして2人は腐女子担当にもなっている。2次創作してくれと言わんばかりのシーンがちらほら。
すごく良かったのが女冒険家、阿寧。映画「左耳」では純情な不良少女を演じていたが、今回も情に厚くて強い女をかっこよく好演していた。
最後はやっぱりいくつかの謎を放り出したまま終わり。南派三叔の本を全部読めば謎は解けるとか?そういう仕組み?