2016台北映画祭まとめ

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映画祭で観た映画

「左耳」中国:あまずっぱな青春映画。蘇有朋は新人監督なので評価は甘め。ただ処女=出血ていう安直な表現は無いわ~と思う。

「樹大招風」香港:3人の伝説の悪人が手を組むという噂が広がり、それに翻弄される話。もともとは3つの違う映画を3人の監督が構想していたのをジョニー杜琪峰がプロデューサーになり1つの映画に完成させた。今回の陳小春はよかった。

「The Hunger」デヴィッドボウイの美しい吸血鬼を見たかったのに、すぐに老いてそのあとはカトリーヌドヌーヴのお色気シーンばかり。欲しいのはそれじゃない。

「地下香」中国:家賃の安い地下に住む若者の話。彼らもいつか高層の家に住めるんだろうか?

「菜鳥」台湾:「ひよっこ、新人」の意味。あまり好きじゃない宥勝(ヨウション)だが今回はいい顔している。それより共演している簡漫書は音声の編集にもクレジットがあり、女優だけでは終わらないかんじ。次の張艾嘉(シルビア・チャン)になるかも。

「紅衣小女孩」台湾:許瑋甯(ティファニー・シュー)主演のホラー。今一番勢いのある若手女優かも。

「巴克斯奶奶的性福配方(バッカスレディ)」韓国:売春で生活する高齢者のお話。日本でも横須賀のメリーさんは有名だが、今後こういった高齢者は世界規模で増えそう。買春する男がいるかぎり売春はなくならない。最後は「まあ普通に考えたらこうなるよね」という結末。でもこれから老いる身にとっては、「年をとってもいいことなんて何にもないよ」というメッセージの映画はあまり見たくない。

二輪

「失控謊言」台湾:映画祭では売り切れたが二輪には間に合った。実際にあった犯罪をもとに映画化。どいつも一筋縄ではいかない。

「北京偶上西雅圖之不二情書」中国:まったく違うお話なんだから違うタイトルにすればいいのに。小説と中国の古文がベースになっていてちょっと難易度が高い。主演の2人はさすがの手堅い演技。

一般公開

「寒戰Ⅱ」香港:今度は李文斌がヒール役。さらに人間関係は複雑に。そしてポンちゃんはなかなか死なずに次回に続く!らしい。期待大。

「六弄珈琲館」台湾:1998年の遠距離恋愛をテーマにした楽しい映画。でも最後はしんみり。主人公が濱田岳に似ているwしかし遠距離恋愛なのに、なんで女のほうは会いに行かずに待っているだけなのか。日本だったら交互に会いに行くのでは?

「女が眠る時」「クリーピー偽りの隣人」日本:西島秀樹は2本とも同じ演技。「クリーピー」は香川照之ショーが楽しめた。

もうおなかいっぱい。