中国現代ドラマ「歓楽頌season1」が中国女子の心をわしづかみ

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「『琅琊榜(ろうやぼう)-麒麟の才子、風雲起こす-』のスタッフが再結集して作った現代ドラマ」として前評判が高かったドラマ。

場所は上海。「歓楽頌」は主人公の5人の女性が住む分譲マンションの名前。といってもそのうち3人は田舎から上京してルームシェアして借りている。1人はお金持ちの娘。一人はアメリカ帰りのバリキャリ。偶然エレベーターで乗り合わせた時にエレベーターが故障。そこで力を合わせて生死を乗り越えた(笑)縁で顔見知りになる。

といってもそれぞれ住む世界が違い過ぎるためケンカしたり助け合ったり。それぞれ5人のキャラ設定がリアルで、視聴者は必ず5人の中に自分と同一視出来るキャラを探せるという「渡る世間は鬼ばかり」ルールを採用している。

5人が住むマンションの22階は内廊下も含め実はセット。日本だとこれが当たり前だが、中国では今まで出来合いのモデルルームを使って撮影するのが定番だった。このドラマではそれぞれの性格に合わせて作られた部屋なので違和感も無い。

この上京組と金持ち娘の生活の格差の描かれ方が容赦ない。コネも学歴も美貌も無いまま上海で生きていくのはとてもしんどい。でも大部分の人がその中で何とかがんばっているのだ。

脚本と俳優の実力に重点に置いているのがいい。但し、やっぱり服装と音楽がまだまだ良くない。今でも服は俳優負担なのかな?「ええー!?」て服で登場するのは気が散ってしまうので、勘弁してほしい。あと英語の多用。これも見ているこっちが恥ずかしい。

 2017年に「歓楽頌season2」が放送されてこちらも大ヒット。予定では3部作らしい。いっそのこと「寅さん」みたいにシリーズ化してみたら?

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