「戀戀海灣」を観る

台北電影節から。舞台は高雄の海辺。台北から父親を訪ねてきた都会っ子の女の子が小さい頃の夢を思い出し、父親とヨットで世界一周の旅に出るというお話。
最初は単なる甘い恋愛ものかと思いきや、後半は本格的なヨットの練習など入り結構ハードな映画に変わっていく。
根っからの海の男である父親役は「阿嬤的夢中情人」でもいい味を出していた龍劭華(ロン・シャォファ)。女の子が恋する海の男にはマット呉中天。アイドル要素の多い呉中天だが、今回は天真爛漫なビーチボーイを好演している。
監督は宮沢りえ主演の「運転手之戀」を撮った陳以文。「運転手之戀」はTVで見たことがあるが、何とも不思議な映画である。話の進め方も宮沢りえの使い方も。
そんなわけで今回あまり期待しないで見たのだが、結構良かった。
9月6日から一般公開予定。