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「桐島、部活やめるってよ」を観る

公開当初はパッとせず、その後徐々に盛り上がっていった映画だと知って是非観たいと思っていた。
これを「スクールカーストの逆転劇」だとするのは安易すぎる。例えば
梨紗:学校一の美少女=容姿を取ったら何も残らない女。
沙奈:永遠に「中の上」の女。でも2番目のプライドがあるので、おなじく2番目の宏樹と付き合うが、常に自信がない。
宏樹:何でもデキる優秀なイケメン=単なる器用貧乏で、熱くなれるものがないことにコンプレックスをいだいている。
前田&映画部の仲間:非モテのオタク=映画にかける情熱は誰にも負けない。人生の楽しさを知っている。
といことで、誰が上とか下とかそういうのは関係ないのが分かる。脇役のない良質な青春群像劇だと思う。
特にキャラの作り込みが秀逸。細かい仕草とかちょっとしたセリフとか、後でいろいろ想像して楽しめる。
この映画がすごいのは「起承転結」でいえば「起」と「承」しかないのに映画として成立していること。特に「結」に関しては観客まかせで正しい答えはない。
私が一番好きなキャラは前田の親友の武ちゃん。自分が気弱になった時に、武ちゃんみたいな存在が身近にいるかいないかで人生に大きな差が出ると思う。
後、サッカーのシーンのデブの人もよかったなあ。クラスに1人絶対いるもん。こういう人。