楊采妮(チャーリー・ヤン)初監督作品「聖誕玫瑰(クリスマスローズ)」を観る

とにかくスタッフ俳優陣が豪華。嚴浩(イムホー)や徐克(ツイハーク)がプロデューサー、アーロン郭富城、桂綸鎂(グイルンメイ)、張震チャン・チェン)が主演なのだ。
セクハラに関する法廷劇。というと思い出すのがジュディフォスター主演の「告発の行方(The Accused)」。この映画でも原告側の女性が検察と力を合わせて被告の医者を問い詰めていく。しかしその女性を演じるのが桂綸鎂ということからして、一筋縄でいかないことは明らか。
そこに検察官Tim自身の父子の確執や、医者の妻の戸惑いなどを織り込んで物語は多層的になっている。
最後は女性の激白があり、ライバルの弁護士Freddyとも握手をしてめでたしめでたし。あれ?で結局医者は潔白だったの?なんて不明で終わる。そこはやはり監督の力量不足か。
それと性的虐待を受けた女性の苦しみを桂綸鎂の演技だけで説明してしまうのはどうだろう?
2作目はあるのか?無さそうな気がする。
とにかくチャーリーの志に乾杯!