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「明天記得愛上我」を観る

台湾映画

久々にスクリーンでリッチー任賢斎を観た。
役柄はゲイということを隠して結婚9年目の中年、偉中。そのままやり過ごせると思ったが、勤めている眼鏡店で香港人CAに一目惚れしてしまう。
その妻役にメイビス范曉萱。「龍門飛甲(ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝)」でも大活躍していた女優だが元は歌手。映画の中でカラオケを歌っているが、監督から「プロっぽく歌わないように」と指示があったがやっぱり上手い。ごく普通の妻であり一児の母を演じている。
脇役もなかなかおもしろいキャラを集めている。五月天(メイデイ)のメンバーである石頭が演じる2度も結婚間近にフィアンセに逃げられる男、三三とか。その三三の手助けをする偉中のゲイ仲間にローレンス柯宇綸がいたり。
監督は「一頁台北台北の朝、僕は恋をする)」のアーヴィン陳駿霖。なので全体的にゆるいファンタジーな仕上がりになっている。
好きなシーンはいっぱいある。眼鏡店での2人のやりとりは禁欲的でとてもエロティックだ。ヨメがカラオケ店で歌っている途中にステージに変わるシーンも楽しい。偉中の妹が韓流ドラマにハマっていて、そのドラマに主演している韓国人俳優と日常生活で会話するのも可笑しい。
最後は「結局そうなるよねぇ」という展開。まったく嫌味のない映画である。
ネットの感想で「またゲイ映画か」というコメントがあったが、それなら他の大多数の映画で「また男女の恋愛映画か」という批評が出てもいい訳で。
相手が男だろうと女だろうと、恋が叶うということは素敵だ。