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「阿嬤的夢中情人」を観る

「愛你一萬年」の北村豊晴監督と簫力修監督とのWネーム。主演は藍正龍、王柏傑、安心亞等。
1950〜1970年代の台湾語映画の栄華と落日を描いた映画。
映画のトーンは「愛你一萬年」と同じで、泣いて笑ってと忙しい。ベタな厨房並みのHさも忘れていない。
正直、藍正龍がここまでコメディが出来るとは思っていなかった。最初の女装(黒木メイサっぽい)、鹿の着ぐるみから飛ばす飛ばすwスカートの中見て鼻血とかwおっぱいの感触に触発されて脚本を執筆するとか。
王柏傑はもうノリノリ。演技が出来ないアイドル俳優役を嬉々と演じている。
演技力が未知数だった安心亞も、この映画で「安心亞って演技出来たんや」と台湾人に認識させることに成功している。
映画では当然ながら台湾語の比率が高くて、ちょっと四苦八苦。でも字幕があるから大丈夫。
「あなたが撮らなきゃ私は演じないわ」とか
「監督が「カット」って言わない限り映画は終わらないのよ」とかいう名台詞にはジーンときた。
かつての「台湾のハリウッド」である北投が映画の主な舞台だが、ロケ地は台湾中に広がっている。
藍正龍演じる脚本家:劉奇生が住む温泉旅館は雲林縣にあるキャンディ工場の宿舎。
「ハリウッド映画館」の外観は台南の歴史ある映画館「全美戯院」で、中は林口の古い映画館で撮影。
60年代の街のオープンセットは北投に新しく設置している。
刑務所は嘉義市の獄政博物館。こちらは予約すれば誰でも無料で見学できる。
安心亞演じる蒋美月がスタントで海に飛び込むシーンは新北市の南雅漁港。
エンディングロールで昔の台湾語映画も一緒に流れるが、劇中劇の映画とそっくりのシーンがたくさん登場する。鹿の着ぐるみも出てきて「どんな映画なんだよwww?」と興味を惹かれたw