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「女朋友。男朋友」を観る

松田聖子の名曲「赤いスイートピー」を今聴けば、「半年過ぎて手も握らないなんて十中八九ゲイ」だと分かりそうなものだが、80年代はそうもいかない。
高雄から始まる高校時代は台湾語でいきなり難易度が上がる。その後台北での大学時代、しょっぱい大人時代と、1985年から1997年をメインにストーリーは進む。
監督は「 囧男孩((Orz boys))」を撮った楊雅竽。激動の80年代の台湾をとにかく撮りたかったということだ。
台湾の近代史は私も全然詳しくない。厳戒令が解かれたのが87年。その後民主化運動が盛んになり、映画の中のようなデモも頻繁に起きる。実際に中正記念堂で撮影しているのがすごい!
主演は桂綸鎂(グイルンメイ)、リディアン鳳小岳(「九降風(九月に降る風)」「艋舺(モンガに散る)」)、と多くの映画に出演しているがその他の露出度がとても少ないジョセフ張孝全(「盛夏光年」「涙王子」「一頁台北」)。
キャッチコピーが「私たちには2人の恋人が必要。一人は私を愛する人、一人は私が愛する人。(自分流意訳)」で、単純な「すれ違い三角恋愛映画」だと思っていたが、恋愛の枠を超えたもっと大きな人と人との繋がりを描いていた。それは相手の全人格を愛して許して受け入れるということだ。深いっす。
好きなシーンは桂綸鎂がバリカンで自分の髪を刈っちゃうところと、水の少ないプールで桂綸鎂と張孝全がはしゃぐところ。夏公開の映画なので、涼しさ満点のシーンが多い。これも監督が故意にこうしたそうだ。
英語の字幕も付いていたので、香港でも今後公開すると思われる。
華誼が投資で噛んでいるが大陸での公開もアリとか?いや、無理だろうなあ。