いやもうホントに「低俗喜劇」だからwww

只今開催中の台北電影節から。昨日チケットを買った時には半分も席が埋まってなくて少しハラハラしたが、上映前にはちゃんと9割以上埋まっていた。
というのも上映後に主演のチャップマン杜汶澤とダダ陳静のあいさつがあるからだ。人が少ないと寂しいものだ。監督の彭浩翔は韓国で営業中だ。ということは韓国、日本でも公開ありなのか?
香港では来月から公開。台湾は未定。北京に事務所を移し、「春嬌與志明」も好評な彭浩翔。しかし大陸でのフラストレーションの高まりをこの映画で一気に解消しているのかと思うぐらい、もう全編お下劣(いやいい意味でw)。
よく「エロかアートか」という議論が交わされるが、この映画には「エロ」しかない。しかも低俗(いやいい意味でw)。
映画の中のいくつかのエピソードは実話。杜汶澤の実のヨメでもあるクリスタル田蕊妮とのケンカのシーンでは、当日ホントにケンカしていたらしく、演技じゃなくて本気だったそうだ。
撮影はたったの12日。まさに即興。これも大陸での「まず台本書いて審査してその後当局の言われたとおりに書き直してまた審査を待って」という行為の裏返しだそうで。撮影方法自体が香港映画に対するオマージュなのだ。
もちろんこの映画の大陸での上映は、はなっから無視。絶対無理。映画の最初に「この映画はとても低俗です。家長指導の上をいく家長指責です。退場したい人は10秒以内に出てください」という警告が現れるくらいだ。かといって女性の裸もセックスシーンも登場しない。ただただお下劣なネタが続くだけw台湾だからなのか客家語スラングにバカウケしていた。すごいなあ。
杜汶澤は大陸でもサービス精神旺盛でよくしゃべるが、優等生なコメントしかしない。しかし台湾ではもっとリラックスして話している。病気が心配されているが、今は特に問題はない様子だ。