「三個大丈夫〜花天走地〜(人生は一度だけ)」を観る

これも二輪戯院で。日本でも去年ラテンビート映画祭で上映されている。HPはこちら。
http://www.znmdthemovie.com/  
かなり凝ってる。これを見るだけでも映画の雰囲気が楽しめる。
インド版「ハングオーバー」。学生時代の親友3人が独身最後の旅行としてスペインに行く。
この3人のキャラが絶妙。すべてをお金に換算するワーカホリック金融マン、インテリアデザイナーとの結婚が決まった生真面目建築家、詩人希望のお気楽女好きコピーライター。それぞれがこの旅行を通して人生の問題に直面し、それを乗り越えていく。
やっぱりインド人。何処に行っても歌って踊るのには変わりがないが、量は少なめ。スペインの風景とお祭りの描写のほうに重点が置かれている。
テンポが良くて見せ場も多いので退屈しないが、2時間半はやっぱり長すぎる。2時間以内に編集しても全然OK。
「これどうやって撮ったんだろう?」というシーンがいっぱい。スカイダイビングとか牛祭とか。CG合成でもないし、スタントでもなさそうだし。不思議だ。
年々インド映画がスマートに洗練されて、おもしろい映画がどんどん増えている。お金もかかっていてとにかくゴージャス。俳優は歌も踊りも抜群だし、美男美女ぞろい。インドでは「映画=夢の世界」という図式がまだ生きている。
ただ、マッチョで濃い顔のインド人イケメンに恋をすることはないなw