物欲との闘い

何とか船便で荷物を送ろうと荷造りをする。
ダンボールと送付状は郵便局で買う。送付状も有料なんて。
指定以外のダンボールでも送付可能だが、船便で送ると「これでサッカーでもしてたんかいっ」というぐらいボコにされる。郵便局のダンボールはとても丈夫だ。一番大きいので10元也。
郵便局まではいつも団地の入口でうろうろしているおっさんの車を借りて行く。土壇場で値上げしようとして「この前値段決めたのに今更何言うてんねんっ」て怒ったら下がった。まったく中国人だ。
郵便局の中が先週ダンボールを取りに来た時より人が少なくてつい「しまった」と思う。暇だととことん中身を調べられてしまうからだ。
それで香港で買いだめしたシャンプー、洗顔料とDVDプレーヤーが不可となった。DVDプレーヤーは「絶対壊れるからやめとけ」と言われた。お気に入りのガラス製品もプチプチで一重するだけでは不可ですんごいぐるぐる巻きにされる。
料金はあらかじめ郵便局のHPで確認できる。これは便利だ。
とにかく荷物を減らすのがたいへん。お金に執着しなくても物に執着してしまうのが僕の悪い癖(by右京)。人にあげられるものはどんどんあげて、売れるものはどんどん売る。何だか自分の中の物欲も減っていくようだ。
旅行をするたび、小さいカバン一つで行くのが理想なのに、いつも大荷物になってしまう。台湾なんて究極パスポートとカードさえあれば何とかなってしまうものに。
それなのに今回も一番デカいスーツケースになってしまった。嗚呼。