湖南衛視で6月16日からスタート「我可能不會愛你」

日本でも放送しているらしいが、邦題が「イタズラな恋愛白書」って。ドタバタコメディーじゃないんだから。
始まったばかりだが、前評判通りいい感じ。タイトルから考えてもっとナイーブでジメジメしたドラマかと思ったが、30歳という人生の大事な通過点における格言がいっぱいの明るいけど意味の深いドラマである。
アリエル林依晨と陳柏霖(チェン・ボーリン)が主演だが、2人とも30歳を演じられるほど大人になったんだなあとまず思った。
芸の細かい演出がちょこちょこあって、電話をする時にちっちゃい陳柏霖が出てきたり、写真立ての中の母親が話たりする。嫌味な感じはしないがあんまり必要性も感じられない微妙なところ。あと小劇場での場面も一歩間違うとかなりあざとい。監督の中でいろいろ実験したかったのだろう。見ていくうちにそれがくせになるかもしれない。
ここで疑問。「物事は全て手に入れた途端失い始める。だから最初から手に入れることはしない。」というこのドラマのテーマははたして大陸人には理解できるだろうか?