2012日本電影周開催中!

6月14日から19日まで。全12作品。詳しくはhttp://www.cjiff.netまで。チケットが完売の作品もあるが、今日「キツツキと雨」を観に行ったら真ん中の招待席はガラガラで結局好きな場所に移動して観た。どうもその招待券は通し券らしく、なのでチケットが完売でも全部の席は埋まらないのだ。
「映画を撮る」というテーマの映画は大好きだ。しかも劇中劇の映画がダメダメなほどうれしくなる。たとえ自分でもダメダメだと思う映画でもそれぞれベストを尽くすのがプロのスタッフである。
でも小栗旬扮する監督は途中で逃げてしまう。しかもそれがバレて引き戻されてしまうくらいダメダメな監督である。
役所広司はやっぱり可笑しい。これも「笑の大學」「有頂天ホテル」のように、本人が真面目であればあるほど可笑しくなるシリーズの1つである。
この真面目な役所広司につられてダメダメ監督が自身を取り戻していく。それによってスタッフもヤル気を起こしていく。そして最後に、映画の神様が降りてくるのだ。
そこに親子のわだかまりも挟まれるのだが、取って付けたようでもなく消化不良でもなく丁度いい感じだ。
全体的にユーモアのある作品だが、中国人ウケ過ぎ。手叩いて大笑いするほどでもないだろうというようなベタな部分でもウケていた(村人みんながゾンビになっているシーンとかね)。