「月世界旅行」を観る

「法國電影節」から。1902年に制作された世界初のSF映画。月の顔に大砲がささる画面はあまりにも有名。
今回観たのはカラーのもの。手描きで色が付けられているがそれがまたいい味を出している。
もちろん初めて観るが、特撮あり笑いありで、ものすごくおもしろかった。特に地球に戻るときに月に住む宇宙人までついて来ちゃって、ドタバタになるベタな展開にもう笑ってしまう。その宇宙人が何故かバルタン星人に似ていたり。
16分しかないが、画面展開ごとにりっぱな書割が作られているし、舞台装置も手が込んでいる。
逆に同時上映だった短編映画は退屈でところどころ寝てしまった。映像処理技術は断然今の方が上だけど、100年前の映画のほうがおもしろいってどういうことよ。