スパイドラマは3ヶ月間放送禁止

国家広電総局からのお達しで5,6,7月の3か月、戦爭スパイドラマとサスペンスドラマは放送出来なくなった。って今日もう5月5日なんですが。
確かにスパイドラマは多すぎ。あるドラマが当たると2匹目どころか100匹ぐらいのドジョウがぞろぞろ出てくるのが中国では一般的だ。ドラマ撮影は投資の面が強いでの儲かると分かると一斉に同じ方向に動くのが分り易すぎ。でも最初の作品を超えることはまずない。「潜伏」は確かによく出来たドラマだが、それ以降の似たようなドラマは「見なくていいかも」な内容ばかり。
サスペンスドラマも放送禁止で、このため往年の名作ドラマ「永不冥目」をリメイクした「新永不冥目」がとばっちりをうけた感じだ。なぜサスペンスはだめなのか理由は不明。
突然のお達しは今に始まったことではない。過去には「警察ドラマ禁止」とか「ゴールデンタイムの日本アニメ禁止」とかいろいろあった。しかも毎回いきなり発表される。きっと当局のエライ人の鶴の一声で決まるんだろうね。
「永不冥目」とは海岩脚本、趙宝剛監督で1998年に撮影されたドラマ。これで陸毅がデビュー、一気に人気者になった。ヘロインの販売組織を囮捜査で追いかける話で当時はめずらしい四川と広州の広域ロケを敢行。その中に姉弟愛があったり、囮のつもりが本当にヘロイン中毒になった陸毅の迫真の演技が評価されたりした。自分でもかなりお気に入りの作品なのでリメイクと聞いたときには不安になった。しかも主役はドラマ「美人如雲」の趙「木可」と聞いてもっと不安。どうなんだろう?