中国的日常

いつも世話になっている制作の若い子が先に威海の撮影現場に向かうというのでプチ送別会をした。
中山では高級な部類に入るであろう西洋レストランで食事をした。でも値段は北京と比べてとってもリーズナブル。ファミレスみたいなかんじでアジアンも日本料理も何でもありだ。
そこで海鮮チャーハンを注文したら、熱々の石の器に盛られてやってきた。
「熱いのでお気を付け下さい」と店員が注意したにもかかわらず、鄭くんは火傷した。(中国的その1)
すぐに冷やさないといけないと思い、近くの店員に氷を持って来てくるように頼んだら、なぜかオイスターソースを持って来て
「軟膏がなかったのでこれつけて下さい!」と火傷した指に塗り塗り。店員に悪気は無い。(中国的その2)
最近四川大地震のネット書き込みで炎上して逮捕者まで出した話があった。
http://www.recordchina.co.jp/group/g20176.html
これとは別に鄭くんから聞いた話では吉林省の女の子が「地震追悼のせいでネットゲームが出来なくて超ムカつく」と動画投稿して炎上。個人情報が暴露され、さらし首状態になっているという。元の動画はもう削除されたが、その抗議の動画はまだ残っていていくつか私も見た。
これを見ればどんな人間がネットを炎上させるのかよく分かる。というのもみんな自分の顔丸出し。しかもアップ。部屋の中まで丸見え。(中国的その3)
それでえんえん「つぁおにーまーだ(fuckin' your mothorの意味)」の会話が続く。年齢は20歳前後。それほど金銭的に裕福でもないがネットカフェに通う位のお小遣いはあり、あまり名前は知られていない大学にも一応入っている。落ちこぼれてはいないけど上にも上がれないみたいな印象。
中国でも今時ネット炎上なんてめずらしくもない。某新聞は「ネット紅衛兵」とも揶揄しているが、言論の自由がないところで、自分の首を自分で締めているだけである。