アメリカ映画2本

鄭くんに誘われて映画を見る。無料でダウンロード出来るネット映画だ。コピー天国中国にいても何故こんなに堂々とネットでタダで映画が見られるのか分からない。
見たのは「Notorious(ノトーリアス)」と「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」。
「ノトーリアス」は先入観がまったくない状態で見た。なぜラッパーが抗争しなきゃいけないのか?という基本的な疑問はとりあえず置いといて、最後まで引き込まれて見た。主人公は確かにノトーリアスだが、裏テーマは「母親(子供を育てる女性全体)は偉大だYO!」だと思う。
「ベンジャミン」は有名な映画なので知っていたが、途中まで「ベンジャミン」だとは気付かなかった。鄭くんが「この赤ちゃん変じゃない?」と言っても「生まれたての赤ちゃんてそんなもんよ」とか答えたしw
この映画もベンジャミンが主人公なのだが、ついデイジーの方に多く感情移入してしまう。全体的に「フォレストガンプ」に似ているなあと思ったら脚本家が同じ人だった。ひたすら淡々と人生を語っていく。
片思いの相手に、最初のデートでこの映画に誘っておけばまず間違いがおきない類の映画である。大きな年の差にためらっている相手にも「愛の前では年の差なんて」ぐらいまで持っていけるかもしれない。
どちらもかなり抑えた演出で、主人公たちはある意味悟りの境地に入っている。自分の人生を達観出来るというのは実は不幸なことかもしれないと思った。