エキストラ500人

天気も何とか良くなり今日は大掛かりなオープンセットで撮影する。
マレーシアに送り込まれた豚仔(「苦力クーリー」とも言う。ほぼ奴隷と同じ意味)が働くシーンである。大型バスで次々と送り込まれるエキストラは500人。でもほとんどの人が何を撮影するのか分かっていない。時代設定のため髪を短くしなきゃいけないのだが、いかにもイマドキの子が「オレ髪切りたくねー」とか現場で言い出したり。でもこっちも分かっているので「じゃ、髪切りたくない人はこっちで帽子かぶってー」と誘導したり。そんな君らが現代の「豚仔」なんじゃないかと思う。
広い空き地にエキストラを配置しての撮影は圧巻だった。最近は全部CGでやってしまうけどやっぱり嘘っぽくなる。まあエキストラを大勢集められるのは、中国かインドくらいしかないんだけど。