香港人とBEYOND

私が今回一緒にお仕事をしている香港人のボスは40代の半ば。今回仕事の合間に何度かカラオケボックスに連れていってもらった。
中国式カラオケのルールは日本と全然違う。とにかく自分が歌いたい歌を歌う。基本的に他の人の歌は聴いていない。割り込みボタンはがんがん使うし、何曲も続けて自分のリクエストを入れるのも普通。自分のリクエストした歌でなくても歌いたかったら一緒に歌う。なので「カラオケに行こう!」と言われても正直あまりうれしくなかったりする。逆に言えば自分のやりたい放題も許されるということなので、何事も慣れが肝心か。
 そこでボスの歌のチョイスを見ると、80年代を青春で過ごした典型的な香港人だ。アラン譚詠麟→BEYOND→日本のカバー曲→アラン→BEYOND→カバー・・・みたいな。
アラン譚詠麟は今でもバリバリ現役だが、80年代はレスリー張国栄と人気を二分する超美形アイドルだった。しかしBEYONDは私はあまり詳しくはない。
 ●日本テレビ「進め!電波少年」のオープニングがBEYONDだった。「The Wall〜長城〜」という曲。
 ●1993年ウッチャンナンチャンのテレビ番組のセットから転落しボーカルの黄家駒がそのまま死亡。
 ●香港ではバンド=BEYONDというくらい影響力が強かった。
ぐらいしか知らなかった。しかしカラオケボックスとはいえ、何度も聴いていると(本人の歌ありバージョン)いい歌だなと今さらだけど気付く。そしてこの時だけは他の香港人も素直に聴いている。
 特にこれからもっと活躍するぞ!という時に起きてしまったボーカルの死亡事故は香港人には相当ショックで、今でも当時の話をよく聞かされる。「君覚えてる?あの時さ家駒が日本で・・・」という感じで。もちろん当時ニュースで知ってはいた。しかしまさかそのn年後に自分が香港にしょっちゅう行くようになるとは夢にも思わなかったが。
 アフリカの現地語も混ざった曲「Amani」はいい感じ。詳しくはこちらを参考に。
http://blog.livedoor.jp/scn12678/archives/50437010.html