すごい歌手 韓紅

久しぶりに撮影現場に出たら夕方から急に寒くなり慌ててホテルに戻る。正月以降暖かい日が続いて昼間は部屋の窓を開け洗濯物が干せるぐらい。それでユニクロのフリースだけで出かけたら、撮影スタッフはダウンコート着ていて「あれ?」と思う間もなく風が吹き始め気温がぐんぐん下降。ずっとホテルで缶詰状態でパソコン仕事だったので、うっかりしていた。
 そんなわけで撮影日誌とはいいながらホテルに篭っているので撮影の話は無し(笑)
私のブログは映画ドラマ中心で音楽の話題は少ない。それというのも私が例え一週間音楽がなくても平気な人間だから。逆に仕事中は安静な方が落ち着く。というかあっても集中してしまうと聞こえなくなるが。
そんな私でも流行の曲は自然と覚えるもので、去年は台湾のグループ信楽団の「死了度要愛(死んでも愛が欲しい)」に大いに楽しませてもらった。(彼らの所属レコード会社はエーベックス。エーベックスは今中国に入れ込んでいる)カラオケで大盛り上がりは間違いなしの歌である。みんなも青筋立てて歌おう!案外歌えるから。私は歌うとしたらジェイ周杰倫メドレーで。
そんな中私が聴いてて惚れ惚れするのが韓紅(ハンホン)だ。とにかくうまい。その巨体からは想像できないほどものすごく澄んでかわいい声が出る。日本ではほとんど紹介されないので、自分でしてしまおう。
父親は北京人で母親がチベット族。本名は央金卓[王馬]。(読めない・・・)なのでチベットをテーマにした曲が多い。「青蔵高原」とか。ジャッキーチェン主演「神話(THE MYTH)」の中国語版主題歌は彼女が歌った。あまりにも歌がうまくて、例えばコンサートの時に「一緒に歌おう」て言われても歌えない。3大テノールの1人パブロッティに「僕と一緒に歌おう」と言われているようなものだ。
その実力も魅力だが私は彼女の性格も好きだ。常にサングラスか眼鏡をかけ、服はジャージかストリート系。腰にゴツいチェーン掛けたり。それが格好いい。性格もサバサバしていてインタビューにもズバズバ本音を言うものだから記者がちょっと引いたとき
「すまん、オレってこういう性格だからさ。悪気はないんだ。」
なんてフォローしたり。そして専業の歌以外の活動はしない。以前友人の那英(ナーイン。超有名歌手。チャゲ&飛鳥の飛鳥と組んだり、フェイウォンの親友でもある)から「今度誕生日パーティがあるから来て」と誘われた時、
「オレはそういった場所にはあまり出たくないんだ。でももし君がオレを必要になった時は連絡してくれ。オレは何処にいようが何をしていようが絶対に君に会いに行くよ。」
と答えたそうな。この言葉は本気だ。