さよなら香港

相変わらず体調はイマイチ。それでも旅支度をしてKの家を出る。KCRに乗りながらふと気付いたら全然時間の余裕がないことが発覚。広州行きの列車は1時15分発なのにシンセンに着くのは多分12時40分くらい。イミグレとかあるのに。20kgのでかい荷物もあるのに。やばい。全然頭が働いていないことに今気付くなんて。
シンセンに着いてダッシュで改札に向かう。「間に合った!」と思ったら何と5分前でゲートは閉められていた。切符切りのおばちゃんに何とか入れてくれって頼んだが鼻で笑われる(マジで)。あせって時刻表を見ると10分後に広州東駅行きがある。あせりながらこれを買い、また再び改札へ。この時点でかなり気分が悪い。私メニエールではないのか?やばい。
何とか列車に乗り込むが、中は人だらけで、中は狭いし、座席表示は見づらいし、案の状別の人が私の席に座っているしで、もうへとへと。広州東駅までは直通で1時間弱かかるのでその間一息つく。広州駅からは3時25分に列車は出発するのでこれもかなり余裕がない。これに乗れなかったら明日の便になってしまう。
広州東駅に着いてタクシー乗り場を探そうとしたら地下鉄の入り口を発見する。これだと思ってそのまま地下鉄へ。もしかしたらタクシーの方が早いかもしれない。でも知らない土地でタクシーに乗ってトラブったら嫌だ。(長春みたいに)
そして広州駅に着き地下鉄を出ようとしたら改札ゲートでトランクが通る前に閉まってしまった。もうこの時半泣き。駅の従業員に開けてもらいそのまま列車の改札口へ。ここでも10分前に改札は閉まる規則だが何とかセーフ。しかしホームに辿り着くための上り階段がどーんと目の前に立ちはだかる。これ上海や北京でもそうで、いつも「ありえへん!!」て思っていたが、やはりここも。困った私の前に若いにいちゃんが現れ、「20元で運ぶよ?」と聞かれる。「はあ?高いわ!10元にしろ」って疲れながらも交渉したら首を降りながら去って行った。くやしー。20元なんて絶対ありえない。(日本円にしたら300円だけど価値は1000円以上。それを1階分の階段のために使えるかどうか。)ここでも半べそかきながら自分でひっぱって登る。最後の方は見兼ねたやさしい男性に助けてもらった。というか私の荷物が邪魔だったから。
そして寝台の自分のベットに向かう。列車に乗り込んで驚いたのは、客層のガラ悪いこと。最近は新幹線型の直通列車ばかり乗っていたから忘れていたが、ローカル線てこうだった。同伴者のいない女性一人旅なんて多分私ぐらいか?とにかく横になってひたすら寝る。
写真は香港のトラック。香港のトラックのグラフィックデザインてかっこいいと思うのは私だけ?