踊る?!ルイス古天楽

上海でジョニーウォーカー主催のパーティが催され、そこでルイス古天楽がダンスを披露した。古天楽といって思い出すのはまだ彼が人気が出始めたばかりの2000年のこと。彼のニューシングルのMTVを見て友人と大爆笑したことだ。サングラスをかけめちゃめちゃクールに決めた古天楽のダンスの下手さ。いや、実際踊っていたのはまわりのダンサー達だけで彼はほとんど棒立ちだったが。本人がかっこつけている分かなりイタかった。
以前の古天楽は、そのMTVに代表されるように、演技にしても「オレ、ルイス」的な空気をまとっていて全然好きになれなかった。何を演っても古天楽が全面に出てしまう。それでも香港明星空白地帯に現れた
古天楽はそこそこ人気があった。サミー鄭秀文や楊千華とのラブコメ映画は定番にもなった。
その後他の香港芸能人が北京語を習い始め、大陸向けには北京語を話し出すようになっても彼はいつも頑なに広東語でインタビューに応じた。そこにも自分のかっこよさをくずせない意地みたいなものが伝わってきた。
それがここ最近変化が見え始めた。まず映画での「汚れ役」が増えた。ミニバスの運転手だったり(「忘不了」)、麻薬中毒者(「門徒」)だったり。そして話題の「鉄三角」でもお金欲しさに宝物探しに協力する役だ。そして大陸向けの宣伝には北京語で話し始めている。今でも勉強中で本人はあまり上手ではないと謙遜しているが、普通の香港人並にうまい。
そして今回のダンスでも1ヶ月間練習して披露された。その問題のダンスはお世辞にもうまくなったとは言えないが、その後のトークの中でのはにかみがちな身ぶり手ぶりの説明といいかなり高感度アップである。これから年を取って更にかっこよくなることに期待。