姜文(jiang wen/チアン・ウェン)監督作品「太陽照常昇起」を観る

ただ今公開中だけどDVDで観る。でもこれはなるべく劇場で見た方がいい。多分日本でも公開するだろう。オムニバス形式だけど登場人物は繋がっており時間軸が入れ替わっている。姜文自身も主役の一人として登場する。
感想は一口では言えない。難解というわけではなく逆にテーマはストレートに伝わる。タイトルの「日はまた昇る」という意味の通り、連続した日々の人生の中で大切なものを改めて教えられる。そこに姜文独特のユーモアが混じる。それでも一つの場面の奥に実はたくさんの意味が込められているような気がして簡単に感想が言えない。「ここはこうだと思うんですが」って訊いても不敵な笑みだけ返ってきそうな気がする。姜文の映画とはそんな映画だ。今年のベネティア映画祭にも正式出品されている。
そしてこの映画を観て房祖名(言わずと知れた成龍(ジャッキーチェン)の息子)がこれから親をも超える大物になるかもと思ったのだった。