映画「愛情呼叫轉移」を見る

最近DVDプレーヤーが壊れた。DVDを入れてもくるくる回るだけで映像が出ない。なので買い溜めしたDVDもほったらかしである。新しいプレーヤーを買う間にテレビでいくつか映画を見た。案外良かったのがこの「愛情呼叫轉移」だ。
離婚して愛情の意味がわからなくなってしまった男が、むさくるしい天使からもらった不思議なケータイで12人の個性的な女性に出会い恋をしてゆくというもの。主役はコメディが得意な徐崢が演じ、天使は大人気司会者劉儀偉が演じる。そしてきらびやかな女優陣は今の中国を代表する人ばかり。この映画をみれば今の中国で人気の女優が誰か分かる。寧静(一時期坊主だった)、範冰冰(今や大人気)、伊能静(最近仕事に熱が入りまくり)、秦海lu(王へんに路)(「ドリアンドリアン」でブレイクした)、黄聖依(「功夫カンフーハッスル)」でブレイクした)あたりは日本でも知っている人は多いのでは。
私が一番気に入っているのは秦海lu演じる、心理テストでいつも主人公の本音を探る医者。でもその心理テストの中身が相当ネガティブなのが笑える。
あと見どころは外見は普通のおっさんの天使、劉儀偉である。むさいおっさん天使と言えばジョン・トラボルタも演じていたが、これはさらに普通のおっさんである。
中国映画と言えば、カンフー時代劇かオールド上海か文革しかないのかと思いきや、「瘋狂的石頭(クレイジィストーン)」といい、現代ものでおもしろい映画が出始めている。これからも期待したい。