最近のお気に入りドラマ

北京人と大阪人の共通点といえば「話術」がとても重要な位置をしめていること。北京人は中国人の中でもかなり「しゃべり」がうまいと思う。そして最後に「オチ」をつけて相手を笑わかすところなど大阪人そっくりである。「オチのない話は罪」というのは大阪人の友人がいつも口にする鉄則。なのでその友人の前で話をする時は緊張して汗かきっぱなしの非大阪人の私。
そこで中国は実は短編ドラマの方がおもしろいのではないかと思うのだ。メリハリの無いだらだらと長いドラマより、ちょっとええ話風のぴりっとした「オチ」のあるドラマである。
月曜から土曜日までの夜8:00北京テレビで放送の「大城小事」(大都市の小さな出来事)は30分1話完結のドラマ。北京を舞台にした一般庶民の中で起きるええ話をドラマにしている。特に有名な俳優が出ているわけでもないかわりにストーリーがホント良く出来ている。番組の趣旨は重慶テレビ放送の「霧都之夜」そっくり。しかし「霧都之夜」はオール重慶語なので字幕があっても続けて見るのはつらいものがあった。
北京人の生活も垣間見えるこのドラマは見ていてためになる。そして北京風の話の「オチ」の付け方を身に付けるにもちょうどいいかもしれない。