完全にAB組別れて撮影

今日から2組に分かれて撮影することになった。なので荷物もそれぞれのトラックに分けられた。B組は主に戦闘シーンを撮影する。爆破と火薬まみれになる組である。銃器は基本ニセモノを使うが発砲シーンやアップで撮る場合などは本物を使う。発砲シーンは空砲を使うが取扱いには厳重な注意が必要。そうなると道具係だけでは難しいので銃器の専門家登場。ばりばり現役の軍人さんだ。(香港映画もそうだが映画ドラマの銃器はみんな本物。日本は法律で難しいのでモデルガンを使う。)
今日はまず東北ヤクザが共産党軍に追われて逃げるシーンから。この当時ヤクザといっても山賊に近く普段は山の中に砦を作って住み財源はアヘンの密売でまかなっている。戦争中は日本に味方したり国民党から軍事援助してもらい共産党軍と戦ったりしていた。中国南方はどうしても国民党軍の力のほうが圧倒的なので、共産党は北方から取り込もうとしていた。
それでこれもまた寒い森林の中での撮影。道なき道を道具担いで歩くのはかなりしんどい。エキストラは自分の装備がわずらわしいので適当にその辺に置いて来てしまうし、そのたびに探したりとかもうへとへと。おまけに撮影後に小道具の大鍋が盗まれてしまったのだ。なぜあんなものを盗む?わからない。