「金鶏2」を観る

「金鶏」が思わず泣けるいい映画だったので2も買ってみた。広東語で「鶏」は売春婦の意味。でも主役がサンドラ呉君如、プロデューサーがピーター陳可辛とくれば胸きゅんハートフルストーリーになる。2は舞台は2046年の香港で2003年を振り返って話は始まる。ここでもチャップマン杜汶澤がもういい味出てる。
2003年といえば「SARS(非典)」。香港人がこの時どう感じどう過ごしたのかが主題になっている。他にエリック曾志偉主演「非典人生」もおすすめ。単なるB級コメディかと思わせといて(パッケージがそんな感じ)、しっかり「非典」感動物語になっている。
どちらもあまり紹介されていない映画で買うかどうかずっと迷っていたが買ってよかった。映画を見る前に情報が多すぎるのも考えものかもと思うこの頃。こんな風にまっさらな気持ちで映画を見る事が久しい。評論家ではないので世界中にある全ての映画を見る訳にはいかない。前もって情報を得て選択するわけだがなかなか難しい。昔漠然と横になりながらテレビで映画を見ていて、しだいに惹かれ最後は正座をして見た事がある。その映画は今でも大好きである。タイトルは「シベールの日曜日」。