食わず嫌いはやっぱり直すべき

毎日とにかく香港を歩き回っている。それで夜ラッキーに帰って置いてある本を読む。村上龍「半島を出よ」上下が揃っていた。誰が持って来たのだろう?かなり分厚いぞ。「昭和歌謡大全集」の続編なのだが、かなり昔に読んだのでどんなキャラだったかがおぼろげ。そして「ゴルゴ13」。今まで手にしたこともなかったが、デュークかっこいい!アメリカ大統領の依頼で一人で宇宙に行ってるよ!それで殺されかけてるのにあっさり地球に帰っている(笑)すごいよ。あと日本の書籍が置いてある「トマトブックス」で「取締役島耕作」も読む。取締役で中国に駐在しているので、上海ネタが多いがこれもとてもリアル。島耕作のプライベート部分はおもしろくないが。
それにひきかえ「反中」本の中身のなさ。「ゴー宣」の内容そのまま引用するなど芸が無さ過ぎ。そして「ゴー宣」より中身がうすっぺらい。だいたい「反中」で騒いでいるのは日本の安全圏にいる人だけ。実際中国で働いている人はもっと現実的だし真摯で危機感をもって動いている。
普段手に取らない本を見る機会などそうそうない。旅行はこういうおまけがついてくる。