寧夏 賀蘭山観光

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今日は純粋に賀蘭山まで観光してきた。

入園料+バス代で入り口でまず100元払い、スキーリフトに乗るために50元払った。

森林公園と書かれていたが、周りは禿山ばかり。しかし標高が高くなるにつれて次第に森が登場した。

登山の途中で今流行のガラス張りの橋が見えたが、体力が限界に達しそこまで行けず。

暑いのに空気が乾燥しているので、登っている途中でも全然汗をかかなかった。風が吹けば肌寒いくらい。

賀蘭山に来る途中に、2か所ほど撮影所があった。特に有名なのが鎮北堡影視城だろう。ここも観光客でいっぱいだった。

撮影した作品を挙げたらきりが無いが、一番有名なのが「紅高梁(紅いコーリャン)1987年」とか

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「大活西游(チャイニーズ・オデッセイ永遠の恋)1995年」とか。

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張りぼてな2人。

 

 

 

寧夏中衛 通湖草原と砂漠

実は寧夏には多くのオープンロケ地がある。そのうちの一つである通湖草原は銀川から車で約3時間の場所にある。

「刺陵(トレジャー・オブ・エンペラー 砂漠の秘宝)2009年」とか。

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「新龍門客棧(ドラゴン・イン/新龍門客棧)1992年」とか。

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草原はほんのちょっとで、ほとんどが砂漠だった。今でも新龍門客棧の建物が残っていたのに驚く。これは特に保存されているわけではなく、撮影終了後に撤収しなかったのが今でも残っているだけだ。なので建物の中は普通にボロボロ。

「刺陵」で使用された建物は今は休憩所みたいになっていて、宿泊も出来る。しかしシャワーは無し、トイレも公共トイレだ。

以前「無極(PROMISE 無極)2005年」が環境を破壊したとして処罰されたことがあった。

映画プロミス撮影チームを環境破壊で処罰 中国環境保護機関 | 中国通信社

撮影終了後にセットを撤収しないのが大陸では普通。撮影中でもゴミを散らかしたり禁煙地域なのにタバコを吸ったりなんていうのも当たり前だ。

私が一番ありえないと思ったのは、セットとして置かれている美術道具の中にもゴミや吸殻を捨てられることだ。鉢植えや水がめが灰皿やゴミ箱替わりなのだ。何度注意しても「は?何でダメなの?」て逆に聞かれた。この辺の意識が変わるにはあと何万年かかるだろう?

 

 

上海南→銀川 大陸列車の旅

大陸生活もそこそこ長いが、今回は今までで一番西に行ったことになる。

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出発はここから。夏暑くて冬寒そうな建物だ。

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↑9号と11号以外のサイズは無さげな規格統一された乗務員。

その後約34時間かけて寧夏回族自治区銀川に到着。と、遠い・・・。多分もっと速く行ける方法もあったはず。

途中、山西省を抜ける時に洞窟式住居をたくさん見かけた。でも廃墟も多く、すぐそばでは高層マンションがたくさん建てられていた。そのうちどこに行っても同じ風景ばかりになるんだろうな。

 

 

2017台北電影節上映スケジュール発表

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首を長くしてずっと待っていたが、今日遂にスケジュールが発表された。

6枚セットは999元。6月4日13:00から発売される。但しこれは単なるチケット交換券だ。全席指定の予約を入れられるのは10日13:00から。台湾のセブンイレブンに置いてあるチケット販売機「ibon」で、交換券の番号を入力してチケットと交換する。バラ売りは17日13:00からで、この時には既に人気作品は売り切れとなっているのが通常だ。

オープニングとクロージング作品は即売り切れだろうからはなから期待していない。しかし人気の高そうで且つ私が観たい作品が開催中1回しか上映していなくて、これも見られない可能性が大きい。こういう時海外から買えないのが残念だ。

そして私は明日から列車に揺られて銀川に行くことになった。30時間以上列車に乗るのは記録更新だ。

吳慷仁(ウーカンレン)はノーマークだと思っていたのに

最近吳慷仁づいて浮かれているが、日本でも早くからマーク済みと分かり「華流女子は侮れない」と改めて思った。

そんな吳慷仁は今年の台北電影節の電影大使に選ばれており、現地で出会える確率が大だ。しかも主演作「白蟻‐慾望謎網」も上映されるのでこれは是非観たい。

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50キロ代まで痩せての役作り。ラブコメドラマでの王子様ぶりは微塵もない。予告編は更に衝撃的。

そんなわけで大まかに彼の過去に出演した作品などチェックしてみた。最初はラブコメが多く、茶髪だったり、無駄に上半身さらけ出したりして、台湾イケメン俳優のお決まりコースをたどってゆく。今見るとコテコテアイドルファッションが微笑ましいw

それが映画「河豚」で寡黙な野球コーチを演じたあたりから方向転換していく(映画自体はいっぱい名作見てお勉強しました!感がいっぱい)。

そしてドラマ「麻薬風暴」「一把青(2015)」で賞を取り認知度がアップ。

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台湾にいる時に、がんがん宣伝していて原作も「ニエズ」の白先勇なので見ようとしたが、舞台が最初大陸なので(途中から台湾に移る)止めてしまった。惜しいことをした。

この「ドタバタラブコメ」でアイドル俳優として鍛え上げられ、シリアスもので本格派に移行というのが台湾俳優の定番だが、そうすんなりとはうまくいかない場合もある。吳慷仁の場合はやはり努力の二文字に尽きるだろう。

「白蟻」早く観たい。

 

追記:その後、「一把青」「白蟻」ともに観ることが出来た。

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 今後も楽しみだ。

吳慷仁(ウーカンレン)主演台湾客家語ドラマ「出境事務所(2015)」

大陸でのドラマ放送枠が減ってしまい、そのため台湾ドラマがTVからほぼ姿を消してしまった。なのでナイスな台湾ドラマを見たい人はますますネットに流れる。

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台湾ドラマ「麻酔風暴」で好演していた吳慷仁の全20話台湾ドラマを見てみた。

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台湾のテレビには客家語チャンネルがあり、客家語の番組を放送している。しかし私には台湾語客家語の区別がつかない。メイキングを見ていると、台湾人でも客家語で演技をするのはたいへんそうだ。だからといってセリフの全部が客家語というわけでもなく、20%くらいは中国語と台湾語だと思う。

葬儀社でのお仕事をテーマにしたドラマ。人生の最後の旅立ちを見送るのでこのタイトルになっている。しかしこれはコメディドラマなのだ。時々「ここまでコメディにしていいのか!?」とハラハラする場面もある。しかし台湾人は死者との距離がとても近いような気がする。キョンシーやホラーが大好きで、盂蘭盆には亡くなった人が帰ってくると本気で信じている。だから日本より許容範囲が広いのかなと思う。

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オープニングはほのぼのアニメで始まる。このアニメも秀逸。それぞれの特徴をよく掴んでいる。でも実はみんなで墓場でキャンプしているのだ。主題歌もさわやかだが、よくよく歌詞を見ると「死の別れ」を歌っている。

台湾でのお葬式の風習も興味深い。葬儀場は仏教、道教キリスト教無宗教、何にでも対応してくれる。故人が自作した最後のメッセージ映像を流すことも出来る。これにはちょっとウルっときた。

登場するキャラがどれも個性的で大好きだ。そして吳慷仁がもうかっこいい。「麻酔風暴」と同時期にこのドラマを撮影したらしいがまったくの別人だ。サービスとしてフラガール姿wwwも披露してくれる。

ロケ地は高雄周辺。ゲスト出演者も台湾ドラマにはお馴染みの面々が登場して見せ場をつくっている。

20話の中にいろいろ詰め込んでかなり目まぐるしい。しかも大笑いさせた後に急に大真面目に泣かせようとするのだ。特にずるいと思ったのは、病気で半身不随になった父親の若かりし頃の娘とのエピソード。これにはもう泣き笑いするしかないでしょう。

カンヌ国際映画祭で范冰冰(ファンビンビン)が審査委員に

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カンヌといえば山田孝之だろうぐらいの感慨しかないが、今年はこんなニュースから始まった。

それで大陸国内でも「は?何で?」という反応はあっても、バッシングまでには至ってない様子。

何故かというと范冰冰は案外みんなに好かれているから。「范爺」と呼ばれているくらいだ。年配の男性に対する敬称を彼女につけるぐらい、実際の范冰冰はスカッとして男らしい。個人事務所を立ち上げ、自社製作主演したドラマも大ヒットしている(つまりいっぱい儲けている)。でも強欲でガツガツという感じでもなく逆に浮世離れしていつまでもお姫様のようだ。そのあたりがリアルな人物より妖怪演じたほうがハマる理由なのだが。  

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誰かのいたずらやアイコラでもなく男性オサレ雑誌「エスクァイア」大陸版での企画。「范冰冰伝説」のひとつだ。当時かなりの反響があったが、「ちょwww范爺・・・やるなあ。」的な生温かい意見が多かったように思う。

演技派とか実力派とは呼べないまでも、毎回監督のやって欲しいことには応えていると思うので演技も下手ではないのだろう。さて今回はどんな審査をするのだろう?