香港国際映画祭 無料上映3作品はまずは登録から

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今日は午前10時から「志明與春嬌(恋の紫煙)」「春嬌與志明(恋の紫煙2)」「香港製造(メイド・イン・ホンコン)」の3作品のネット登録が開始される。

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無料上映の映画は上映の30分前から現地でチケットが配布されるが、この3作品だけは先にネットでの登録が必要になる。

前もっての説明が無いのでどこから登録するのか迷ったが、映画祭の最初の画面に出ていた。そこから言われるがままに入力して完成。メールにチケットが送信されるので、それをプリントアウトもしくはスマホに「Eventbrite」アプリをDLして保存すればいいらしい。

「香港製造」は日本では1999年に公開された。商業娯楽映画中心の香港映画界に風穴を開けたといっていい作品である。私も当時観たが、一体どこで観たのかはもう覚えていない。李燦森サム・リー)がカッコ良かったっす。

今回は全面デジタル修正してのお披露目で舞台挨拶もあるっぽい。誰が来るのかな?

 

香港映画「戀人絮語(2010)」を観る

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4組のカップルが交差する恋愛映画。監督は2人で、そのうちの1人が曾志偉(エリック・ツァン)の息子曾國祥。

香港は小さい都市なのでみんなどこかで繋がっている。この4組もそうだ。

陳奕迅(イーソン・チャン)と林嘉欣(カリーナ・ラム) は恋人がいながらお互いを好きになってしまう。それが陳奕迅の恋人范曉萱(メイビス・ファン) と 林嘉欣の恋人向佐(シャン・ズオ) にバレてしまい、范曉萱が 向佐に相談を持ち掛ける。(花様年華みたいだ)

クリーニング店の店番をしているちょっと腐女子な謝安琪(ケイ・ツェ)はイケメンのお客彭于晏(エディ・ポン) に片思いをしていて頭の中で妄想を繰り広げている。陳偉霆(ウィリアム・チャン)は友達のキレイなお母さんが好きで、ある日その夫の浮気現場を発見してしまう。

陳偉霆のパートだけ時系列で言えば少し前になる。でもあえてずらさなくてもよかったような。あとポンちゃんは実はゲイだったのか?そのへんが少し混乱した。

店番の女の子の妄想シーンがおもしろかった。わざわざポンちゃんそっくりなマネキンを作るあたり気合が入っている。

歯医者さんごっこ

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時代劇任侠映画風

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70年代ラブ&ピース風

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1930年代レトロ上海風

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でも実際に会っても目も合わせられない。でも電話番号を暗記していることで相手にバレバレ。かわいい。

 陳偉霆(ウィリアム・チャン) は若手がなかなか出てこない香港芸能界において救いの星となるのか。大陸ドラマによく出演しているので、大陸の方が人気がある。

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有閑熟女マダムたちが越境して乱痴気騒ぎを起こす香港映画「出軌的女人(2011)」では美魔女夏文汐(パット・ハー)相手に一人二役で果敢に挑んでいた。ギラギラしたゲイのホスト役とウブでダメな男子役が見事にハマっていた。

最後はそれぞれ現実的な結末で一応終わる。「その後も人生は続く」みたいな感じで悪くない。

 

旧正月に観られなかった旧正月映画「健忘村」を観る

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早くもネットに登場で、早速観ることにした。

民国初期。とある村に不思議な器械を手にした男が現れる。男は村に隠してあるお宝を探すためにやって来たのだ。その器械を使って次々と村人の記憶を無くして自分の意のままに操ろうとするが、その真の目的とは。

大陸向けに映画を作るということで「陳玉勲、お前もか!」とさんざん言われたが、いざ蓋を開けたら台湾色いっぱいの映画だった。どう見ても大陸ではない風景は、台湾南部の屏東で撮影。この映画のために村1個を現地に作った。キャストも王千源、曾志偉(エリック・ツァン)以外はほぼ台湾人。柯宇綸(クー・ユールン)が「盗賊の仲間その1」みたいな役でなんて贅沢な使い方。

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林美秀はワイヤーで空を飛び、カンフーアクションを大披露。主演の張孝全は気の弱いカンフーの達人だし、楊祐寧(ヤン・ヨウニン)は時代に翻弄され村に戻れなくなった秋蓉(舒淇スー・チー)の恋人だ。記憶を無くすたびに性格が変わってしまうので、シリアスからコメディーまでの演技の幅が全ての俳優に必要とされる。映画自体がさながら台湾俳優のカタログっぽい。

主演の舒淇スー・チー)と王千源の演技はベテランの安定感。複雑な表情を次々と見せていく技は流石。

そして陳玉勲の映画と言えば音楽も欠かせない要素の1つ。相変わらずのユルさが絶妙。

山場の盗賊VS村人のシーンも見せてくれた。アクションシーンで粉をあんなに美しく見せる監督はなかなかいない。

実は前作の「総舗師(祝宴!シェフ)」も大陸上映を狙っていたが検閲が下りなくて断念したんだとか。ええ~。あれのどのへんが当局的にダメだったんだろう?

しかし今回プロデューサーの李烈さんが万達グループ(ワンダ)から資金を調達して大陸公開にこぎつけたらしい。但し台湾に比べて大陸での興行成績は芳しくなかった。内容の大陸度が低かったからだと思うが、同じく大陸度が低いはずの「我的少女時代」は大ヒットしている。このあたりの予想はかなり難しい。

香港国際映画祭:午前10時からチケット発売開始

初めてではないとはいえ毎回ドキドキしてしまうネットのチケット予約。予行練習でもしようと思って10時前に城市售票網(URBTIX)を開こうとしたら「毎日午前9時40分から10時までは一時停止です」という表示になっていた。

それでも何とかして欲しかったチケットは全部GET出来た。1か月後が楽しみだ。

今回香港に行く目的は、この映画祭と髪を切るためだ。海外に住んでいる人の共通の悩みが髪を切ることだと思う。以前北京にいた時は「bangs」というナイスな日系サロンにお世話になっていたが、今は大陸の田舎にいる。とても現地の理髪店に行く勇気は無い。

しかし香港もピンキリ。ライセンスのいらない香港では「今日からオレ、ヘアースタイリスト」て言えばそのまま他人の髪を切ることが出来る。「12金鴨」で陳奕迅(イーソン・チャン)が演じたようなヘアースタイリストも実在するかもしれないwww

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香港の日系サロンはバカみたいに値段が高いし、ローカルは言葉の問題も含めちょっと不安。着いてからフリーペーパーで探そうかな。

 

誠品書店が尖沙咀、太古城にもオープン

香港に長期滞在する人は大体「島派」と「半島派」に分かれる。私は映画を梯子するのに便利だという理由で断然「半島派」だ。半島にいると銅鑼湾(コーズウェイベイ)に行くのが億劫になる。なので誠品書店も1回しか行ったことがなかった。

しかし!とうとうチムにも誠品書店が登場した。前回は24時間しか香港にいなかったので全然気付かなかったよ。

詳しくは

書店というよりは生活雑貨ショップ?!誠品書店尖沙咀店オープン | 香港ナビ

誠品(太古店) | 港生活 - 尋找香港好去處

太古店は銅鑼湾の希慎廣場(ハイサンプレイス)店より広い。場所柄親子で楽しめるようになっているんだとか。

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このロケーション、気分が盛り上がる~。

こうなると「PAGE ONE」「LOG ON」は戦々恐々だろう。しかしどっちも好きなので共倒れにならないことを祈るのみ。

そして「誠品書店」に入ると条件反射的に踊りたくなってしまう。

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「一頁台北(台北の朝、僕は恋をする)」のこのユルいステップがたまらない。

 

香港国際映画祭上映スケジュール発表

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朝しゃかりきになってページを開けたら「午後5時から発表」と書かれていて「膝カックン」を食らった気分。

短い滞在ながらもかなり充実のラインナップ。ちょうど終わったばかりの大阪アジアン映画祭と被っている作品もあるので、そのホームページも参考にしながら選んだ。

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オープニングの「春嬌救志明」は無理としても平日の回は是非観たい。

 

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「原諒他77次(77回,彼氏をゆるす)」は大阪でも上映していた。

77回、彼氏をゆるす|OAFF2017|コンペティション部門

「雛奴」に続く邱禮濤(ハーマン・ヤウ)と蔡卓妍(阿sa)のコンビ。

 

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「紙酔金光鑽石島(ダイアモンド・アイランド)」は去年の東京国際映画祭でも上映された。

第29回東京国際映画祭 | ダイアモンド・アイランド

カンボジアが舞台の映画なんてなかなか見られないので。

90年代の古い名作香港映画はなんと無料!太っ腹だ。

クロージングの「報告老師!怪怪怪怪物!(九把刀監督)」と「龍先生(SABU監督)」は断念。でも7月の台北映画祭でも見られそうだ。

これに一般公開の映画を足すと、夢のような日々の出来上がり。

23年越しに観る「沙甸魚殺人事件」(1994)「三個相愛的少年(ぼくたちはここにいる)」(1994)

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たくさん映画を観ている方だと思うが、それでもやむなく見逃した作品もかなりある。なので今回大陸にいる間に動画サイトでいっぱい見てやる!と意気込んで来ている。

それで見つけたのがこの2作品。もうず~~~と香港に行くたび、いなかのVCD屋さんとかで探していたが見つからず、やっとここで出会えた。

「三個相愛的少年(ぼくたちはここにいる)」は1999年に日本でもちょっとだけ公開された。フライヤーだけ持っていたが観には行けなかった。すごく心残りだったのは覚えている。

「沙甸魚殺人事件」

沙甸魚は主人公のニックネーム。ストレスフルな香港の生活の中で息の詰まった生活をしている。しかし本人が苦しいと思っている割には条件がいいのだ。美人でしっかりものの彼女がいて、もうすぐ昇進出来そうなスーパーの仕事もある。しかしそれが小心者の彼にとってはプレッシャーでしかない。そこにアル中の大家が部屋に押しかけてきて自分の部屋で死んでしまう。そこで警察に連絡すればいいのに隠そうとするから、最後は近隣を巻き込んだ自殺騒動にまで発展してしまう。ここで後ろ暗い警官を演じるのが廖啓智(リウ・カイチー)。若いなー。この頃からチョイ悪な人物を演じるのがうまかったんだな。

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最後、缶詰を思いっきり投げ飛ばしてすっきり。

「三個相愛的少年」

仲のいい幼馴染の3人はそろってゲイ。でもそれぞれちょっとタイプが違う。役者志望の阿九はオネエ。売れない脚本家花仔はウケっぽいゲイ。如海は男女両方からモテまくるバリキャリだが、会社では自分がゲイであることを秘密にしている。平和に3人で暮らしていたが、阿九がエイズになってしまう。それを機会に生き方を見つめなおす3人だった。

1994年当時のゲイを取り巻く環境が理解できる作品。今でも同性愛者に対する偏見は無くなっていないが、この当時はもっと風当たりが強い。なので如海が今まで女嫌いだったのに急に最後女好きになるのにはムリがあるが、当時としてはこれが精いっぱいだったのではないかと思う。

阿九のヴィデオメッセージにはかなりグッとくる。葛民輝(エリック・コット)はこれで香港金像最優秀助演男優賞を獲得した。

2つを監督した趙崇基はその後も地味だが堅実な作品を撮り続けている。

肩の荷が下りた感じで自分もすっきり。